第三回 ♯2 「ニキータ」

あい二回目!!!  

 

結構間空きましたが、、、いきまーす。

 

今回の映画はリュック・ベッソン監督の代表作の一つ

 

    「ニキータ

 

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 私が大好きなリュック・ベッソン作品の中でも、比較的有名であるにもかかわらず、今回初めて見ました。

 

では、あらすじにいきます。

 

ニキータ』(Nikita)仏1990

 麻薬に溺れ商店を襲撃したギャンググループに属していた主人公ニキータは、警察との抗争の末、警察官を射殺してしまい、その身に終身刑が下されてしまう。

 護送され、真っ白な部屋の中で目をさますと、そこにボブという政府の人間が現れる。ボブは、ニキータに彼女が死亡したことになっていると告げ、これからは別の人間として暗殺者の訓練を受けるか、死ぬかの選択を迫る。ニキータは脱獄しようとするが失敗し、暗殺者としての訓練を受けることになる。最初のうちは反抗していたが、訓練を受けていく中で、暗殺者としての力をつけ、またそれと同時に、女性としての気だてを学んでいく。

 

 そして時が経ち、23回目の誕生日にニキータは、ボブとともに初めての外出でレストランに出かけることになった。しかし、この外食はただの外食ではなく、ニキータの暗殺者としての初めての任務だったのだ。その任務の中で、ボブに裏切られ、逃げ道が塞がれていながらも命からがら脱出した。そして、翌日には訓練期間をおえ、マリーという日常で使用する名前と、ジョセフィーヌという暗殺任務におけるコードネームを与えられ、普通の生活に戻っていき、日常生活の中で出会ったマルコという男と同棲生活を始める。

 

 マルコとの生活も慣れてきた頃、一本の電話が、、、日常生活に戻ってから初めての任務が与えられる。その後もさまざまな任務を続けてくが、突発的に与えられる任務とその後処理、そして、徐々にマルコに怪しまれることも重なり、次第にニキータは追いつめられていき、人を殺すことに対しても躊躇していくようになる。    

 

 

 そんな中、ソ連の外交官から秘密文書を奪還する任務が命じられる。ニキータは、文書を奪還できたものの、掃除屋ヴィクトルの残酷な殺人を目の当たりにし、命からがら現場から逃げ切る。憔悴しながらも自宅に戻ると、恋人マルコからすべてを知っていることを告げられる。そして、暗殺任務をやめ、一緒に逃亡することを進められるが、翌日ニキータは一人逃亡し、マルコは一人残される。そこに、秘密文書を持ったまま姿を眩ましたニキータをおいかけボブが現れる。マルコは、ニキータの残した秘密文書をボブにわたし、ニキータを守ってほしいと願い出る。

 

 この映画は、1990年公開のフランス映画で、上記でもあるように、私の大好きな映画監督の一人リュック・ベッソン監督の代表作です。また、主演のアンヌ・パリローとは、結婚もしていますが、作品完成後には離婚していたそうです。

 

 リュック・ベッソン監督といえば、このほかにもニキータに出演していたジャン・レノ主演の「レオン」ジェット・リー主演の「キスオブザドラゴン」「TAXi」「トランスポーター」「アルティメット」「96時間」など多くのアクション映画を残していて、結構暴力色が強い映画が多いように思います。また、作品の多くで、女性がキーポイントを握っている映画が多いと思います。

 

 語弊があるかもしれませんが、「ヨーロッパ系の娼婦が出てくるアクション映画だったら、リュック・ベッソン作品じゃないか」と疑うぐらい娼婦が出てくる作品が多く、正直きれいなイメージを持っていたフランスという国にマイナスなイメージを持ち始めたのも、リュック・ベッソン作品を見てからだと思います。

 

 ただ、リュック・ベッソン作品は非常に暴力的(ある意味痛快)なシーンが多くあるにもかかわらず、なぜ出演者に感情移入しやすい映画が多いように感じます。私自身は、そのようなシーンが、リュック・ベッソン作品の見所だと考えてます。

 

 さて今回の「ニキータ」に出てくる主人公ニキータは、はじめは辺り構わず暴力を振りかざし、人を殺すことになんのためらいもない人物ですが、最終的には、人を殺めることに苦痛を覚え、他者の気持ちが分かる人間に成長します。

 

 その成長の過程で欠かせないのが、ニキータの恋人マルコ。マルコはいつでもニキータをやさしく見守り、最終的にはすべて知っていたにもかかわらず、それも含めて彼女を受け入れようとしました。

 

 私は、その歪んだ性格(笑)から、いつかマルコがニキータを裏切るんじゃないかとそこに注目してこの作品を見ていましたが、マルコは最後まで誠実でした。疑った自分んが恥ずかしい。(笑)

 

 そんな私が今回特に印象に残ったシーンは、最後のマルコとボブの対面シーンのラストでマルコがタバコを吸うシーンです。劇中でそれまで、タバコをすっていたのはニキータで、マルコがたばこをすっているシーンはありませんでした。多分、ニキータへマルコなりのはなむけの意味を込めたシーンだったんだと思いますが、とにかくマルコのタバコの吸い方が渋い。かっこよすぎる。私自身タバコは吸わないのですが、この吸い方は反則です。このシーンのせいで何人の喫煙者が生まれたでしょうか。それほどこのシーンの、マルコのタバコの吸い方はかっこよかったです。

 

というか全編通して、マルコの男前さが際立ってました。私もこんな男になりたいと思います。